IT業界ではよく「スキルアップ」という言葉が聞かれます。
エンジニアとして食べて行くにはスキルアップが重要だと。
確かにそうなのかもしれませんね。
でも、どこか歪なものを感じます。
技術を追求することは悪いことじゃない。
職人の世界は技術の追求以外の何物でもない。
ただ、それは誰のためなの?
という問いへの答えが「自分のため」であったとしたら、
なんだかつまらないなぁと思ってしまいます。
かといって、明確に「◯◯のため」というのも
それはそれで不自然な気もするのですが。
恐らくは、何のためとか誰のためとか関係なくて
ただ、それが好きだから追求しているという姿が
自然なのではないかと。
いちいち「スキルアップ」などと喧伝された言葉に
乗って勉強しているようでは、本当にそれが好きだとは言えないでしょう。
まさしく、知・好・楽です。
単に知っているというレベル感の人、
この層が最も数としては大きいし、
商売になるからあの手この手で宣伝をしているのでしょうね。
ITでも本当に技術が好きでそれを楽しんでいる人は
スキルアップなどというものにお金を払っている人は
まずいませんね。
オープンソースであれば、その技術のユーザーコミュニティに
所属して情報交換しながら、スキルアップなんてものは
自動的に達成されているのではないかと思われます。
武道であれば、道場に通うことにお金は払いますが、
道場の稽古で上達するというよりは、やはり、
日常の工夫や心がけがあるからこそ状態するのです。
どんな世界でも同じようなものですね。
人から言われてやるようでは、そこにあまり価値はない。
自ら止むに止まれぬ欲求に従って動くからこそ、
価値を生み出すのではないでしょうか。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたに素敵な人生のひとときが訪れますように♪