巷で流通している食料品の現実をよく知るにつけ、健康的な食べ物というのは至って少ないですね。
フォアグラの生産現場で全身ベトベトになってゾンビ状態の鴨や養豚場で床ずれを起こしている豚やモッツァレラチーズの副産物として廃棄される水牛の雄の仔牛など、見るに耐えないプロセスを経て棚に並んでいる商品があまりにも多いというのが現実です。
清涼飲料水に多く含まれるぶどう糖果糖液糖の原料は遺伝子組み換えとうもろこしだそうですし、添加物が少なめに見えるものでも人工甘味料が入っていることが少なくありません。
コンビニやスーパーに行くと食べたいと思えるものがなくて本当にがっかりします。
ファミレスや居酒屋など、外食産業では、使用されている添加物の表示義務がないため、どんなものが使われているかは分かりませんが、推して知るべしでしょう。
とはいえ、そんなことを言っていると、都市生活者としては、殆ど食べられるものがなくなってしまうので、致し方なく外食もするし、体に悪いと分かってはいてもある程度は不健康そうに見える食料を買って食べざるを得ません。
それがどの程度のリスクを孕んでいることなのか、長期的視点から正確に把握することはなかなかに難しいものであるにも関わらず、あるいは、難しいものであるがゆえなのか、薄々はリスクを感じつつも、そんなことは考えないで過ごしているという方が多数派なのではないでしょうか。
私は長生きには興味がないのですが、健康なまま死ぬことは強く望んでいます。
誰しもがいずれ死ぬのですから、己の死に様というものは万人が考えておくべきことだと思っています。
往々にして死に様は選べないものとは知りつつ、晩年が闘病生活になるであるとか、そもそも病気で死ぬといったことは是非とも避けたいものです。
病気というのは、遺伝を除けば、基本的に精神の在り方と肉体へのダメージの蓄積により発症するものだと思いますので、若いうちから晩年までに極力ダメージを負わないように過ごすことは病死リスクを下げることに直結すると言えるでしょう。
今年の夏に見かけた、家系らーめん屋から出てきてコンビニに入り、店から出るなり、モンスターエナジーを飲みながらガリガリ君を食べている若者が妙に印象深くて覚えているのですが、彼の振る舞いは私からすると自殺行為というか、凄まじい速さで体力ゲージならぬ寿命ゲージを削っていることのように思えてなりません。
道教武当派では、体は大事に使えば120年くらいの耐用年数があると言われているそうです。
明治大正昭和初期生まれの食べ物がまだ健康的だった時代に育ち盛りを迎えたの人の平均寿命が80歳前後ですから、成人後に摂取した食べ物と食べ物以外の要因で寿命ゲージを1/4ほど削られることになるようです。
私達の世代(30代)は生まれながらにして不健康な環境に取り囲まれて育ってきたことを鑑みて、最初から1/4が削られているとして、育っていくなかで、さらに1/4が削られるとすると、押しなべて60歳前後が平均寿命となるかもしれませんね。
残り20数年、極力健康的な食生活を心がけ、夜寝たら翌朝起きてこないような死に様を目指したいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたに素敵な人生のひとときが訪れますように♪