セラピーやコーチングというのは、
エネルギーの移動、修正をしているのだと
私は思っています。
腕の良いセラピストやコーチのセッションを
受けたことがある方で、エネルギー的なものを
感じ取ることができる人であれば、
きっとそう感じるはずです。
あらゆる治療やカウンセリングなどについて言えることなのですが、
セッションの効果が出るかどうかは、8割方、
受け手の問題であると。
クライアントさんは、
何らかのセッションを受けると決めた時点で、
その問題を解決する準備が整っていると言えます。
ある意味で、この時すでに問題は半分解決しています。
あとはどう解決するかだけのこと。
どちらかというと、問題を解決する準備が
整うまでが大変なのです。
セラピストやコーチは、問題解決の準備が整った
クライアントからソリューションを引き出すことは
できますが、問題を解決する準備をさせるということは
極めて困難です。
いわゆる、
「喉の乾いていない馬に水を飲ませることはできない」
という状態ですね。
セラピストやコーチがやっていることというのは、
本質的には形を整えるだけというか、エネルギーの
移動・修正に必要な最終段階だけをやっているような
ものだと私は考えています。
もちろん、最高の道具と材料が揃っていても
腕の良い職人がいなければ、質の高い作品は生まれないのと同様、
セラピストやコーチが為すプロセスも非常に重要ではあります。
傷の治癒に例えるなら、かさぶたが取れる部分だけを
担当するような感じですね。
ただ、それによって傷跡の仕上がり具合が変わってくるというか。
医者は手術や投薬はできても、治癒させることはできません。
それは患者の体が、自然が、勝手にやってくれることです。
自然治癒に必要な体力があることが重要なのです。
精神世界の問題も同じですね。
クライアントがソリューションを受け容れる準備が整っていること。
腕の良いセラピストやコーチは、ここを見極められる人でもあると思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
ではでは、素敵な人生のひとときを♪