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吾日に吾が身を三省できないから

  • 2013年2月26日
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「吾れ日に吾が身を三省す。」

という有名な言葉がありますね。

-------------------------—-

曾子曰く、

吾れ日に吾が身を三省す。

人の為に謀りて忠ならざるか。

朋友と交わりて信ならざるか。

習はざるを伝へしか、と。

/論語-学而[4]

-------------------------—-

曾子曰く、
「わたしは毎日(次の三つの事がらについて)

何度も反省している。

人の相談相手になって、考えてやるとき、

真心を尽くさないことがありはしないか。

友人と交際するのに、信義に欠けることが

ありはしなかったか。

(先生から教わったことで、自分がまだ)

習熟していないことを(人に)

教えるようなことはなかったか」と。

(『論語』・旺文社)

-------------------------—-

こういうことがリアルタイムでできているなら、

既に生活がほぼ禅的なものになっていると思います。

そんな聖人君子レベルの振る舞いができないから、

なんとかそれに近づこうとしてあれやこれやと

工夫するんですね。

私であれば、iPod touchのタイマーで

1時間に1回、己の在り方を問うメッセージを

表示させたりですとか、家に帰れば、

壁の至るところに目指すところを書いた

紙が貼ってあるわけです。

かたや、夢窓 疎石(※)は、

別無工夫 (べつにくふうなし)と言って、

何も特別な修行っぽい修行だけが大切なのではなく、

日常のあらゆる行為のなかで悟りを求めなさいと

言ったそうです。

※むそう そせき、鎌倉時代末から南北朝時代、
 室町時代初期にかけての臨済宗の禅僧。

まぁ、ホントに昔の人はご立派というか

なんというか、俗人凡人の類にはちょっと

真似できないレベルの厳しさの中で生活されて

いらしたことと思いますから、

世俗にあって少しでもそこに近づくためには

むしろ「別有工夫」である必要があると思うのです。

ということで最新のデジモノに頼ってみたり、

生活の中での工夫を凝らすことで、

己を律してみようという他力本願的なスタンスが

禅の修行の中にあって、阿弥陀信仰的でいいじゃないか

という仏教宗派間のアンビバレンツ感を味わいつつ、

吾れ日に吾が身を三省すること自体を

まずは目指すのであります。

(ちなみに、私、仏教徒ではありません。)

ではでは、素敵な人生を♪

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ハマの旦那

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ハマの旦那
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