こんばんは。Rです。
今日は、人間であれば
誰もが持っている執着について、
それをどうやって手放すかを
書いてみたいと思います。
以前書きましたが、
今年に入って、
長年続けてきた合気道をやめました。
指導員資格までいただいていましたし、
道場の皆さんとの人間関係もありますし、
合気道は好きですし、
なかなか決断が出来ずにいましたが、
合気道の本質を見極めるには、
今の合気道の教えから一度離れてみる
必要があるとの想いを抑えきれず、
ひとまず、理由をつけて稽古を
しばらく休む旨を道場に伝えて、
他の武道の道場に通い始めたのです。
しかし、新しい道場にでは、
何もかもが新しく不慣れで、
ある程度の武道経験を積んできた
自分としては、自尊心を保つのが大変で…。
以前通っていた道場に戻ろうかなと思ったことも何度もありました。
しかし、必死で踏みとどまりまって、
新しい道場に通い続けていると、
いつの頃からか、急に新しい教えに対する
理解が深まり、それと同時に以前通っていた
道場に戻ることはもうないなと
思うようになっていたのです。
とはいえ、まだ時々、以前の仲間が
どうしているか気になったり、
有名な流派の指導員という看板を
失うことに逡巡したりする自分が
まだいるのも事実。
地球の引力を執着に例えて言うなら、
今のところ、地球の周回軌道上にいる状態、
すなわち、なんとか第一宇宙速度には
到達したというわけです。
「第一宇宙速度」とは、地上から飛び立って、
地球の衛生軌道に乗った状態を保つ
(墜落しない)ために必要な速度のことです。
とにもかくにも、この第一宇宙速度に到達するまで、
走り続けるのをやめないことが重要なんだなと思います。
地球(執着)の強力な引力に引っ張られて、
すぐに元の状態に戻ってしまいそうになるのですが、
ここがこらえどころ。
第一宇宙速度に至るまでは、
いつそこに辿り着くか分からなくて苦しいものですが、
辿り着いたときには、明らかにそれと分かりますから、
それまでがんばってくださいw
続きは次回。