先日の富士登山の時のこと、旅を共にした友人との喜びの分かち合い、そして、登頂、御来光の美しさ、どれをとっても素晴らしい思い出ばかりと言いたいところなのですが、1つだけあまりにもいただけないものを目撃してしまいました。
山頂の山小屋さんは何軒かあるのですが、そのうちの1軒の接客が、すこぶるひどかったです。
御来光待ちの時間というのは本当に寒くて、少しでも暖を取りたい気持ちから、登山客の多くが山小屋のオープンと同時に駆け込むのですが、その接客態度たるや、とても同じ日本人とは思えないもので、神社の境内で暴漢に会ったような気分になったものです。
とはいえ、かくいう私自身は、寒さと体力の消耗でろくに頭も回っておらず、そんなことより生理的欲求に従って物理的な暖かさを優先していました(笑) そういった人々相手ですから、あれでも商売が成り立つのでしょうけれど、どうにかしてもらいたいものです。
海外はさておき、日本の観光地で、場所によってホスピタリティの無さに愕然とすることがありますが、富士山頂は、そのがっかり度合いがダントツで日本一の場所だと思います。
客に選択の余地がなければ、質を下げた対応をするというのは日本人としてどうなのでしょうね。「ホスピタリティって聞いたことある?」と問いたくなります。
7合目くらいまではまだマシな気がしましたけどね。8合目以上は日本じゃないんじゃないかとすら思います。
と、ひたすら山小屋批判をして参りましたが、もし、山小屋商売に参入の余地があるとしたら、日本的な上質なおもてなしを提供する山小屋を出してみたいものです。
施設のしつらえなどには限りがあるとしても、従業員教育が行き届いていて、プライベート御来光拝観席や富士山本宮浅間大社への拝殿など、持てる観光資源を活かして可能な限り最高のサービスを提供する山小屋。ウォシュレットがあるなんていうもの売りになるでしょうね(笑)
もし、そういった山小屋があったとしたら、価格はさておき国内外から予約が殺到するのではないでしょうか。
せっかくこれ以上はないほどの地の利を活かした商売なのですから、そこにあぐらをかいて質の悪いものを提供するのではなく、相乗効果でより良いものを生み出せば良いものを、勿体無いことです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたに素敵な人生のひとときが訪れますように♪
2 comments
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富士山は登山初心者が多いからマナーが良くなくて、
それ故にビジネス一辺倒になる山小屋が多いらしいよ。
とはいえ、その環境でビジネスしているんだから、
中で差別化すれなビジネスチャンスじゃん!とか思うけどね。
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>たっち~
なるほどね。
まぁ、とはいえ、あれは酷いにもほどがあったけどね(笑)
外国人観光客も多いわけだから、
日本人として恥じない言行をとってもらいたいものです。