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心を追求した結果としての合理性

  • 2013年10月8日
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今日は、小笠原流礼法の入門コース初日でした。

小笠原流は武家の礼法とはいえ、私が武道を通じて学んできたものとは随分と型の異なるものでした。

コンセプトが異なるがゆえに型が異なるということですが、やはり極めて合理的につくられているようです。

体の所作に無駄がなく、かつ、目に立たない。

本当に相手を思いやる心を深く深く追求したことによる究極の合理主義がそこにはあるのだと思いました。

武道の礼法は、自他の安全を確保すること、何かあったときにすぐに対処できる体の使い方であることをコンセプトにしており、命がけであることを突き詰めていった結果としての合理性の表現だと私は思っています。

西洋の礼法を私はあまり知りませんが、マニュアルに従って型だけを追求した合理性には心が感じられません。

中身がないものは、応用もきかないのでしょう。

椅子に座るときや椅子から立ち上がるときにどちら側に立つかといったことが西洋式では決まっていますが、小笠原流では場合によるそうです。

既刊本に書かれていることなので、ここに書いても問題ないと思いますが、小笠原流礼法の伝書には、「時宜によるべし」という文言が随所に見られるそうです。

型ではなく中身、心を徹底的に追求したものであるがゆえに自由に応用がきくのだと思います。

時宜によった対応をマニュアルで行おうとすると、無数の場合分けが必要であり、記述すること自体が現実的ではありません。それは武道では即、死を意味するでしょう。型だけの追求には殆ど何の意味もないのです。

どんなことであれ、型から入るということはあるでしょうけれど、それは方便であり、型はいいから、徹底的に中身を追求し続けることこそが道を歩む本義であると私は思います。

若い人たちには、何かを学ぶとき、道を究めんとするときは基本的な心構えとして覚えておいていただきたいものです。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

あなたに素敵な人生のひとときが訪れますように♪

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ハマの旦那

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ハマの旦那
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