日常に凛とした響きがある人というのは、所作のひとつひとつが丹精で、雑なところがありません。常に居住まいを正しているというか、気が緩んでいることがないので、セルフマネジメントにも隙がないのだと思います。
人様とお会いする約束ひとつとっても、平気で遅れてくる人、連絡はすれども遅れてくる人、時間前にいる人、もっと早く来て場の空気を温めている人と色々な方がおられます。畏まった場やビジネス上のアポイントであれば、訪問の時間には基本的なルールがありますが、それ以外の場であれば、少し早めに来て何か手伝えることがあればさせていただくなり、可能であれば主催者と早々に挨拶を交わしておくなりするのが、日本人的良識ではないかなと思います。
時間を守るという当たり前のことについては、家を出る時間をちょっと早めるだけなのです。それに伴って身支度の時間なり起床時間なりを早めたり、もっと言えば、前日に寝る時間を早めたり、前日のうちに済ませることができる準備は済ませておくことで、時間というのはある程度どうにでもなります。それにもかかわらず、なんだかんだ言いながら遅刻してきたり、ドタバタで時間ぎりぎりに駆け込んできたりするというのは、やはり在り方として見苦しいものです。これは偏に約束した相手への心配りがその程度であるということを如実に表していると思います。
また、人様とお会いさせていただいている最中の諸々の振る舞いについても、姿勢の取り方や、相手との距離感、表情、所作、意念の質、言葉選び、話の間など、相手に心地よく過ごしていただくために必要なことというのは沢山ありますし、それらにはやはり一定のルールというものがあります。ここがうまく噛み合わない人とはなかなかお付き合いが難しく、粗野であればあるほどに、品のある人からは遠慮されてしまいがちです。
人の在り方というのは、その人が信頼できる人物かどうかの判断材料そのものであると最近しみじみと思います。
「清く正しく美しい」なんていうと、小学校で習う何か標語のように聞こえてしまうかもしれませんが、己の在り方として、清く正しく美しく在ることを日々心がけて生きていきたいと思います。
常々に居住まいを正していますか?
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたに素敵な人生のひとときが訪れますように♪