「リゾート運営の達人になる」というのが星野リゾートの企業ビジョンだそうですが、「界 津軽」に宿泊してみて、少ないスタッフ数でうまく運営する工夫が随所に見られました。
宿に着いたのが17時頃。
・宿帳には既にネットで入力した情報が印刷されていて、
・「21時から津軽三味線の演奏があるので、お風呂に入ってゆっくりされてから19:30頃からのご夕食では如何ですか?」と旅館サイドの都合についてうまく顧客から合意を得る伝え、
・「ロビーにはコーヒーマシーンがあって、24時間いつでもお飲みいただけます(ルームサービスはしませんし、カフェもありませんよ)」と、やはり、シンプルオペレーションであることを顧客から観て良いことであるように伝える。
などチェックイン時点で完全に旅館のペースに乗せられている感がありました。(穿った言い方ですが)
滞在中も、一体、一人何役こなすんだろうか?というくらい、同じスタッフの方を色々なところでお見かけしました。
あそこで働かれているスタッフの方はさぞかし大変だろうな。。。などという思考をよそに心底ゆっくりさせていただきました。ありがとうございました。
さて、東京で生まれ育っている人の場合、「まちおこし」や「地域振興」などという言葉にあまり関心を持たないことも少なくないだろうと思います。
しかし、余計なお世話かもしれませんが、バブルの爪痕が未だ残っている市町村が実はまだ結構あるんだろうなと今回の旅で感じました。
スパリゾート大鰐なる施設があったようですが、その荒れようたるや惨憺たるもので。廃墟という言葉がしっくりくる感じ。
あのような窮状が日本の各地に見られると思うと、ちょっと寝付きが悪くなりそうです。どうにかして「まちおこし」をせねばと孤軍奮闘されている方を陰ながら応援したくなりました。
一方で、今回泊まった宿はその廃墟に隣接していて、そこだけが活気があるのですが、近くに一切商業施設がないので、旅館の中で全てが完結してしまい、観光客が他にお金を落とす余地がないのがもったいなく感じました。
とはいえ、旅館で大きな雇用を生み出していることには大変な価値があるとは思います。
星野リゾート、がんばって欲しいですね。
ただ、あの物件の所有者が誰なのかが気になりますが。。。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたに素敵な人生のひとときが訪れますように♪
2 comments
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経緯と現状を言い当てているようだね。
http://blog.livedoor.jp/ukk_1/archives/2017952.html
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>たっち~
そのようだね。
バブルの亡霊は未だ成仏せずか。。。