人生は習慣によって形づくられている、習慣を変えることで人生を変えることができるといった類の本ってたくさんありますよね。実は、あんまり読んだことはないのですが、タイトルだけで判断して、まぁ、そらそーだよなって思います。
なにせ、習慣というからには、それが形成されるまでと、形成されてからかなりの時間が投下されているわけですから。時間は人生そのものですものね。
じゃあ、どうやって習慣を変えようか、というのが書店に並ぶ多くの本の主旨だと思うのですが、私はなんでも体からアプローチしませう論者なので、その観点から習慣をズバッと斬ってみたいと思います。
まずは、形に現れる習慣から。コーヒーを飲む、酒を飲む、甘いものを食べる、食べ過ぎる、喫煙する、夜更かしする、寝坊する、運動しない、掃除しない etc.
こういった体を使って表現される習慣というのは、それが実行されたかどうか明らかなので、記録もしやすいですし、傍目に見ても明らかなので、頼れる人に改善に向けた協力を仰ぐこともしやすいです。
言ってみれば、修正が楽な習慣です。酒タバコあたりは、やめられない人が多いのかもしれませんが、敢えて楽と言っておきます。
一方で、形に現れない習慣もあります。いわゆる思い癖のようなものがこれにあたります。特定の人物事に遭遇した時の恐怖感、嫌悪感、恍惚感、ムラムラ感、虚無感、絶望感、怒り、悲しみ、切なさ、不安など、諸々の反射的思考がこれに該当します。
これらは自動的な表現であり、それが起こっていることに自分で気がつくことすら難しいもので、ましてや、他人からはまずはっきりとはわからないものです。
街でホームレスの方とすれ違うときに嫌悪感を表す言葉が脳裏をよぎったり、魅力的な異性を見かけたときにエッチな想像をしてみたり、様々な思考が常に頭の中を駆け巡っているものです。
明確に見極めることが困難でありながら、実際の行動の根拠となる、もしくは、実質的に行動を支配するものであるため、このような習慣が人生に与える影響は甚大です。
また難易度改善する方がタバコをやめたり、お酒をやめたりするよりもよっぽど難しいものです。これを「手強い習慣」と呼ぶことにしましょう。
では、この手強い習慣をどう手なずけるかですが、楽な習慣と結びつけて変えていくと比較的楽に修正が可能です。
たとえば、嫌悪感を覚える瞬間にであったら、敢えてニコッと笑ってみる。すると、体の動きに心が引っ張られて、一時的に嫌悪感が陰を潜めます。あとはその瞬間にとどまり続けるだけ。
最初は顔が引きつったり、嫌悪感を返って増幅させたりしてしまうかもしれませんが、まぁ、とにかくやってみてください。
形のないものを形がある世界に引きずり下ろしてくることで、顕在意識の上で対処を可能にしているというのがポイントです。
言うは易く行うは難しではありますが、手強い相手に対峙しているのですから、簡単には勝たせてくれませんよ。
でも、これに勝つことができたら、その他の形のある習慣など、お茶の子さいさいの楽勝な習慣に変わっていくのです。毎日ブログを書くとかね。そして、その積み重ねの結果として、人生も良い方向に変わっているのでしょうね。
という期待を込めて、今日も明日も明後日も何かを探すでしょう。
僕の右手を知りませんか~?
じゃなくてw、
日頃、気づいていない手強い習慣、ありませんか?
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたに素敵な人生のひとときが訪れますように♪