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残心と残念

  • 2013年10月28日
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小笠原流礼法入門コース2回目に参加。
今日もたくさんの学びがありました。

合理主義というと、西洋的と思いがちですが、日本文化も非常に合理的にできているのですね。

礼法や武道は、所作や技のひとつひとつについて、人間工学などという現代の学問ができるずっと以前からそれが分かっていたと思われる論理的な背景を持っています。

それが江戸時代には既に完成の域に達していたというのですから、実質的には世界に先駆けたコンテンツが数多く日本にはあったと言うことができるかもしれません。

さて、武道や芸事では「残心」というものを大切に扱います。

武道では、技を決めても相手がいつ復活してくるか分からないので、身の安全を図るために必要なものであり、芸事では、所作の美しさや相手への心遣いを表現する手段として必要なのだと私は捉えています。

終わったかに見えるプロセスに今しばらく心を残すこと。流れのなかで意識を切らない感覚。

これがない様を残念と呼ぶのでしょう。

しばしその場に心を残せば、後々まで気にかかることなく、綺麗にプロセスを完了できるにも関わらず、乱暴に物事を終えてしまうと、念(気にかかっている状態)が残る。即ち、後悔をするようなことになるということなのだと思います。

関係性の中で成り立っているものを一方的に強制終了してしまうのは、何とも不躾な話ですね。

その意味では、残心とは相手との関係性を尊重するという意味に解釈することもできると思います。

「心」には中心、真ん中という意味がありますからね。

こんなふうにして、言葉遊びからだけでもとても多くのことを学べるのが日本文化の特徴のひとつではないかと思います。

英語圏の文化にはおそらく真似のできないことでしょう。

日本語があるがゆえの豊かさ。

こういったものを私達は再発見し、大切に自分の心の中に、次世代の心の内に育てていかなければならないと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

あなたに素敵な人生のひとときが訪れますように♪

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ハマの旦那

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ハマの旦那
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