そもそも人がコミュニケーションを取るのは何のためかというと、つまるところ、相手を理解するためだと思います。
大事なのは人にフォーカスを当てること。
物や事にフォーカスを当てると、本質的には大抵つまらない話になります。
共通の話題を持っている場合は、それだけでも実りあることもありますけどね。
男子が集まるとガンタムや北斗の拳のネタで盛り上がることがよくあります。
それはそれでとても楽しいことですが、その会話に加わっていた人たちを理解できたかというと、多くの場合、そうではないと思います。
人を理解するには、物や事ではなく、その人自身を理解しないと。
表に現れているものではなくて、裏に隠れているものを理解する。
見えているものや見せているものは、ある意味あるがままでそのまんまなのですから、あまり取り合わなくてもよいのです。
その人の表現の背景をよくよく視て、聴いて、感じ取る。
それをされると、大抵気持ちいいわけです(笑)
少なからぬ人がそういう経験をあまりしていませんからね。
心地よい相手だと分かるから打ち解けるんです。
枯山水の石庭を観て思いを馳せるように、人が言葉にしていないことに心を巡らす。
人が造ったものを観て豊かさを覚えるなら、いわんや人を観ることをやですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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