当たり前と思われる振る舞いが、自然に、美しく、心と形を持ってできることが躾だとしたら、私はなんて躾のなっていない人間なのだろうと、この歳にもなって大変恥ずかしながら思います。
日頃交わす挨拶に残心があるかというと、ないことが少なくないです。残心どころか心と自体がないことすら多々あると言えます。まったくもって美しくないですね。。。
(ちなみに、残心とは簡単に言うと、動作が完了した後もしばらくは意識を切らないことです。)
逆に形を知らないがために相手に不快な思いをさせてしまったり、礼節を欠くに至ることがあります。
お茶のお点前では基本的な所作を覚えていないと同席している方が眉をひそめることになるでしょうし、実は、形というのは、「実質を突き詰めていったらそのような形になった。」というものなので、そももそも論としては、形を取ること自体が心がこもっていることになっていたはずなのです。
昔は礼法に粗相があれば、命に関わる問題でしたから、当たり前のレベルが現代とは違いすぎますが、現代に於いても古来の美しい日本人の在り方を目指すことは、良い精神修養になるのではないかと思います。
美しい立居振舞、できていますか?
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたに素敵な人生のひとときが訪れますように♪