今日も少々ガンダムUCネタを織り交ぜつつ。
今回(ep.6)フル・フロンタルに
「今の私は、自らを器と規定している。
器は自ら考えることはしない。」
といった趣旨のセリフがあります。
これ、すごく考えさせられました。
なぜなら、私が武道の探究をするなかで、
ある一定以上の領域に突き抜ける人と
そうでない人の違いを表していると感じたからです。
フル・フロンタル自身は能力的・人格的に突き抜けた
人だと思うのですが、その彼が自らを器と規定した
ということは、主体的意志で発展することがない
ということでもあると思います。
武道でかなりの実力がある人が、
師匠から教わったことをそのまま下の人に教える。
これはある意味当たり前でもあり、
必要なことでもあります。
しかし、それは、自らを守破離の「守」の状態と
規定している間は、それで良いということであって、
「破」の段階に入った者、あるいは、入る意志のある者
としては、それでは先に進めないと思うのです。
自らをどのように規定するかによって、
行き着く先が決まる。
武道というのは、天井のない世界です。
だからこそ、自ら決めたところが天井となる。
それと知ったとき、眼前に伸びる無限の階梯を
登り続けるのか、それとも、そこで降りるのか。
達人への道のりは遠く長いとはいえ、
誰でも歩むことができるものなのだと思います。
ではでは、素敵な人生のひとときを♪