女性が失恋して、一晩散々泣いたら、翌朝にはケロっとしているというパターンってよくありますよね。あれって、実はなかなか理にかなっているのではないかと思うのです。
多くの人は、怒りや悲しみなど、人前に出すことがはばかられる感情を抑圧しているものです。感情がある種のエネルギーだとすると、感情が発生した時点でエネルギーが消費されるのですが、それを抑圧しておくには、発生しているエネルギーより大きなエネルギーが必要となります。
例えば、自分のブレーカーの容量が1000Wとします。100Wの怒りが発生したとして、それを抑えておくために120Wのエネルギーを使うとしましょう。すると、それだけで人生の出力が780Wにまで低下することになります。その他に嫌いな人への嫌悪感が50Wだとして、それを表に出ないようにするのに60W必要だとすると、残り670W。今の仕事への不満が200Wでそれを感じないようにするために240W必要だとすると、残り230W。そんな風にして、人生の活力をどんどん削がれていくのです。
ここで冒頭の女性の話に戻ると、あの方々は泣く事で、元カレへの感情のエネルギーを解放して、他の事に使えるようにするということを自然と行なっているためにスッキリするのだと思います。
PCでアプリケーションを落として、メモリを解放するというイメージの方がしっくりくるかもしれません。
禅でも内観でも方法は何でも良いのですが、滞っているエネルギーを成仏させてあげること。それによって初めて、日々の生活に軽やかさを感じることができるようになるのだと思います。
溜め込んでいるエネルギー、有効活用してみませんか?
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたに素敵な人生のひとときが訪れますように♪