何事も物事に反応できるスピードが
速ければ速いほど、
行動を選択する時間的余裕が生まれる。
すごーく当たり前のことのようですが、
瞬間的なタイムラインの短さのなかで
意識的に行動を選択することは
とても難しいのではないでしょうか?
ある程度長いタイムライン上で起きる出来事の場合、
対応が容易なことが少なくありません。
日本経済の破綻の備えて国外に資産を移転するとか、
(私はそんな資産を持ち合わせていませんが。。。)
受験勉強とか、子供が生まれるまでの間に
父親学級に行っておくとか。
もう少し急な判断を要するものとしては、
地震が起きたら、津波の被害を受けないエリアに移動する
などでしょうか。
おそらく、数分から数十分くらいのリードタイムがあるでしょう。
このあたりまでは頭で判断する領域ですね。
では、日常会話はどうでしょうか?
例えば、非常に気に障ることを言われたときのとっさの一言。
ほんの1、2秒の間に適切な切り返しをしなくてはなりません。
これは心の領域です。
この短い時間での判断を誤ったために
事故を起こしたという記憶は、
ほぼ全人類にあるのではないでしょうかw
武道の世界では、もっと短い時間で適切な判断を下せないと、
命を落とすという領域があります。
例えば、剣を構えている相手が目の前にいたとして、
相手の動きを見てから動いたのでは、
確実に斬り殺されています。
相手の意念が動く瞬間を捉えて、
こちらの対応が完了していなければなりません。
これはほぼ脊椎反射の領域です。
ということで、物事の判断に要する時間は
このようになるのではないでしょうか。
頭 > 心 > 体
『7つの習慣』の第1の習慣「主体性を発揮する」に
”人間は、刺激と反応の間に選択の自由を持っている”
という記述がありますが、素早く適切な反応を
返すためには、頭、心、体、どのレベルに於いても
日頃から訓練が必要だと思います。
また、訓練の結果として、無意識的に正しい反応をする状態に
自らを持っていっておくことが非常に重要なのではないでしょうか。
あらゆる物事に対して、適切に迅速に動きを見極めて、
余裕を持って対処できるようになりたいものです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
ではでは、素敵な人生のひとときを♪