1945年8月6日午前8時15分
今日は世界初の原爆が投下された日。約14万人の犠牲者の皆様へ黙祷を捧げましょう。
私たちのこの体も心も国も文化も、すべては祖先から受け継いできたもの。
親類縁者の墓に参って祈りを捧げるのが当たり前であるように、国に殉じた方々に祈りを捧げるのも当たり前のことだと私は思います。
私の父方の祖父はフィリピン戦線に赴く際、搭乗した船が魚雷で沈没したところを命からがら助かった経験をしたそうです。その後、輸送部隊に配属され、トラックを運転していたところ、渡っていた橋が爆破され、自分の1台後ろ以降のトラックはすべて谷底に転落していったなど、死線を越え続け、九死に一生を得てお国の土を再び踏むことができたそうです。
私の父方の祖母は、米軍の戦闘機が機銃掃射を仕掛けてきたのを、とっさに墓石の陰に隠れてかわしたそうですが、一緒に逃げていた友達2人は起き上がってこなかったそうです。
母方の祖父母については、戦争体験を聴く機会のないまま他界してしまったのですが、この4人のいずれが欠けても私は今この世に存在していないのです。
あなたの祖父母、曾祖父母の代のみなさんはきっとそのような経験をしておられるはずです。
私たちはみな、祖先が死線をくぐり抜けてつないでくれた命のバトンを受け取っているのです。
今日一日は、その重みを噛み締めて過ごしてみるのは如何でしょうか?
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたに素敵な人生のひとときが訪れますように♪