30代も半ばになってみて色々と思うことがあります。Amazonで検索すると「20代の過ごし方」的な本がわんさと出てきますが、現代日本では20代が社会的なクリティカルポイントになっているようです。
※クリティカルポイントとは、液体が気体に変わるときの温度と圧力のこと。ここでは、転じて、社会的な扱いや性質が変わってしまうタイミングのことを指す。
20代のうちは、体力もありますし、特に社会人歴が浅ければ浅いほど、あらゆる失敗に対してキャパが広いというか、ある意味何をやっても許されるところがあります。
それが30代ともなると結婚して子供ができて、現実に追い回されるようになるし、仕事の上でもできて当然というバーがだいぶ上がってきて、がっちり社会に組み込まれることによって、既存の枠組みのなかで活躍することが主な舞台となり、自ずと身動きが取りづらくなってきます。
会社員という働き方を選ばないのであれば、比較的自由かもしれませんが、フリーランスであっても、30代ともなると、それなりにビッグになる人が出始めて焦ったり、思うように収入が伸びずに悩んだりすることが少なくないようです。
『若者、バカ者、よそ者 イノベーションは彼らから始まる!』という本によれば、過去の成功体験に頼らないで組織を改革するには、強力なエネルギーを持つ若者、旧来の価値観の枠組みからはみ出たバカ者、組織の外にいて従来の仕組みを批判的に見るよそ者の3者が必要だそうですが、これって、よそ者以外の要素は20代の人が少ながらず備えている性質のように思えてなりません。
そういう意味で、人生に於ける20代というのは、世の中を変えていく力を授けられた特別な時代なのだと思います。
今生きている全ての世代が20代までの青少年の育成に全力を傾けて然るべきというか、そうしないと社会がどんどん傾いていってしまうんだろうなとすら感じます。
30過ぎてしまった方々は、若者がまっすぐ育つ社会創りに徹しましょう。
一方で、20代の人たちには、是非「30代まで子供はつくるな」と言いたい。なぜなら私は20代の早いうちに子供をつくって、それがゆえに諦めたこともたくさんあるからです。逆にそれがゆえに得たことも同じだけあるのですが、子供は30過ぎて、人格形成が進んで、経済的にも余裕ができてからの方がいいのではないかと思います。現代に於いては。
苦労は買ってでもしろというのはリアルだと思いますが、時宜を得た苦労を選ぶことも大切だと思います。今しかできない苦労というものがあるはずですから。
20代の若者はきちんとゴムをつけましょう。
お後がよろしいようで。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたに素敵な人生のひとときが訪れますように♪