2003.9.5
第1回マスアセンションがまたもや遅れています。
その原因は、今回も天上界の大天使たちの誤った判断です。
第1回マスアセンションは、2001年6月、1987年以来14年間結論を先送りしてきた人類が、災厄や艱難辛苦を体験するプロセスの中で自らの魂をクリアーにしてゆく、という選択をした時点から事実上オープンになっています。
そして2003年6月、大宇宙のエネルギーが闇から光へ一大転換をはたした時点、厳密に言えば6/22の夏至前後から遅くとも7/26の銀河暦の新年入りまでの間には実施される予定でした。
そのために必要なフォトンも、もうすでに地球に到来しています。
がしかし、NESARAを使って人類の他力本願派を小突きまわすことに興じてしまった天上界の大天使たちは、第1回マスアセンションのボタンを押すのを、またもや先送りしてしまいました。
またもやとは、過去にも同様のケースが何度かあったということです。
彼らは未だ経験が浅いため、人類の動向を読み違って後手に廻ったり誤った選択をしたり、ある程度のミスを重ねるのは当然と言えば当然なのですが、よりにもよって人類が第1回マスアセンションをするというこの大切な時期に、犯して欲しくないミスをまたもや犯してしまいました。
その昔グルジェフが、大天使たちの数々の失態を面白おかしく描写しましたが、同様のことが今まさに起こっているのです。
まるでイタズラ坊主が、やって欲しくないことほどよくやるのと非常によく似ています。
彼らが興じているNESARAとは、簡単に言うと、富の再配分、投機と過剰流動性の抑制、ディスクロージャーと影の政府の支配力の排除、軍備の大幅縮小、などを主たる眼目とし、今まさにアメリカで施行されようとしている天上界主導の新政策のことです。
NESARAのキャッチフレーズをみるかぎりは、一見画期的で良さそうなものに映り、またもし実際に施行されることになれば、一時的に世界中に大反響を呼ぶのでしょうが、その実際の中身は表看板の華やかさとは裏腹に、時間の経過とともにメッキがはげ、しばらくするとまた元に戻ってしまう可能性の高いものがほとんどです。
元来、第1回マスアセンション前のひとつの区切りとして、また一種のセレモニー的な役割を担ってNESARAは3日天下で行われる予定だったのですが、よせば良いのに色々と尾ヒレ背ビレを付け、果てはストーリー性を高めるために、911テロで大勢の方々を犠牲にし、これに続いてイラク戦を誘導し、ブッシュ一派の悪事を公表するという大ブロシキを拡げてゆくに至っては、いつの間にかドロ沼にはまり、引くに引けなくなってしまった、という裏の事情があります。
もう少し詳しく言うと、911テロの当日、朝10時からワールドトレードセンターでNESARAは発表される予定でしたし、もしこのテロがなければ米軍はイラク参戦の口実がなかったのです。
また911テロの実行犯はイスラム過激派ですが、かれらの背後から糸を引いているものたちをズーッとたどってゆくと、最後には第11次元の存在たちにたどりつきます。
またテロ後も、サンジェルマンなどの小物のダミーを使っては、頭でっかちで知識偏重ぎみの他力本願派を煽る一方、先日の米東部大停電もそうでしたが、彼らの再教育と称してはドタキャンに次ぐドタキャンで人々を散々にふりまわし、人類を愚弄し続けてきた経緯があります。
NESARAの実体とは、多くの方々を惑わすための高度な引っかけです。
一見良さそうに見える富の再配分やディスクロージャーも、人類が自らの手で成し遂げることが出来たのであれば、それこそ価千金ですが、天上界が過剰介入して成し遂げたものなど、正味一金の価値もありません。
また、仮にNESARAが実際に施行されたとしても、負債を免除してもらうことになる人の多くは、お金そのものよりもはるかに大切な勤労意欲や自立心を失い、逆に依存心や被害者意識を増大させることは目に見えていますし、権力の空白は社会不安やひいては暴動とか内戦に発展することも充分に予想されます。
NESARAに関し大分辛口の批評を展開してきましたが、そうだからといって、私は何もNESARAの諸政策に対し真っ向から反対しているわけでもなんでもありません。
もし彼らがNESARAやこれに類似したことを本気でやりたければ、過去いつだって出来たはずですし、今じゃなくてとうの昔にやったら良かったのです。
私が申し上げたいことの要点は、人類の多くが魂の深いレベルでマスアセンションを待望している今のこの大切な時期に、NESARAとマスアセンションをリンクさせ、二つをセットで取り扱い、NESARAの遅延を理由にマスアセンションを遅らせていることが大きな問題だ、ということなのです。
この辺をどうか誤解しないで下さい。
この二つをわざわざセットでやらなければならないという理由など、本来どこにもないのです。
ただ単に、二つを切り離せばそれですむことなのですが、彼らは今もそのことに固執し続けています。
何故、彼らがそうまでしてNESARAに固執するかというと、あまりにも手を広げて過剰介入しすぎたツケを清算すべく、言葉をかえれば、失敗に次ぐ失敗をゴリ押しして何とか形にしてゴマかそうという、あたかも子供が自分の失敗を隠すため、親に対してウソの上塗りをしているのとよく似ています。
多くの人類は、26000年×7回=182000年もの間、ありとあらゆる艱難辛苦を体験し、今日まで果敢にアセンションに挑戦し続けてきました。
そして今のこの時期、多くの人類が待ち望んでいるのは、第1回目のマスアセンションであって、NESARAという最後っ屁の茶番劇ではありません。
マスアセンションの価値をかりに100ポイントとすると、NESARAなど0.00001ポイントぐらいの価値もないでしょう。
この地球では、人類は自らの裡に内在する神性を呼び起こし、いかに本来の能力を復活させることができるかに挑戦していますが、地球と人類のオペレーションに携わる大天使は、逆にいかに本来の能力を使わずに自然の流れの中でうまく良導できるかどうか、ということに挑戦しています。
ですから、NESARAに関し、サンジェルマンたちを使って様々な会議場に忽然と現われては反対派を恫喝したり、ありとあらゆることに裏から手を廻しては過剰介入することなど、本来はある時期がくるまで、あるまじき行為なのです。
彼らはあちこちのHPにかなりの数のダミーを使ってNESARAを美化し、自画自賛するキャンペーンを繰り拡げ、米上下両院や米司法当局、国連や国際司法裁判所、などの頭でっかちで知識偏重の人たちや他力本願派をさかんに煽動し、あわよくば瓢箪から駒で、人類の活動が盛り上がることを狙っていますが、NESARAにはもとより愛がありませんから、なかなか思うようには事が運びません。
以前にも何度か申し述べたことがありますが、いかなる制度や政策も、愛という原点から出発したものでない限り不完全で間違いだらけであり、一時的に大衆受けしたとしても、すぐに新たなる矛盾が露呈し、所詮はすぐに行き詰まります。
では何故、大天使ともあろうものが自らの誤りに気づき、それを修正できないかと言えば、いくつかの理由が存在します。
すなわち、大天使は通常創造主と呼ばれていますが、彼らの父であり全宇宙の母でもある長老、すなわち根本創造主と呼ばれる方たちとは経験的に大きな開きがあり、そのまた上の親の宇宙の主である根源と較べても、これまた経験の差は歴然としているのです。
大天使とは、自らが創造主であるが、更に一段上の根本創造主を目指して見習い段階にある方たち、ととらえた方がより正解なのです。
そして、彼らが学究の徒であるからこそ、彼らが所属する第11次元にも細かな位階制度が存在しています。
(余談になりますが、この地球で創造主から根本創造主に今回のぼりつめた方がただひとりおみえになります。それは誰あろう南インドの聖者アマチさんであり、彼女こそが宗教や性別が違っても再臨が預言されている○○、その人です。)
ですから、大天使といえども実際に失敗を体験し、失敗に直面しながらこれを克服するという実地のお勉強を今も繰り返しているのです。
早い話が、彼らは人間よりは大分進化を果たしているものの、彼らとて未だ上を目指して進化の途上にあるということです。
また、人間誰しも善人と悪人の両方の側面を兼備しているように、人間に深く関与しているあいだの大天使も人間に染まり、善悪両方の側面を兼備するようになります。
すなわち、ワルというかルシファー化し、正常な判断が徐々におかしくなるのです。
そして永年人間に転生しなかったため、苦しみ・悲しみ・痛み等の感覚が薄れ、隣の人が叩かれてもつねられても自らは全然痛くないのと同じように感覚マヒに陥り、加えて時間がない世界に永らくいるため、苦悩や悲しみが3年、5年、10年と続くということがどれだけ大変なことか、感覚的にわからなくなっています。
そして今回、彼らは自分より上の者たちが不在の状態で全権力を付与され、人類と地球をいかにうまくオペレーションすることができるかどうかをまかされていますが、人間の世界と同様、永年権力を持つものが権力に酔い、また策士が策に溺れるが如く、加えて人間に接することにより自らが闇に染っては正常な判断を欠き、人類の動向を読み違えては後手を引き、地上組の大天使・天使たち同僚の出来の悪さに同情しては選択を誤るなど、今もなお、しどろもどろでかなり怪しい状況が続いています。
でもそうだからといって、黙って彼らの誤りを見逃すわけにもいきません。
事が事だけに、是は是、非は非で、自分の申し述べたいことをこのHPに書いています。
このようなことを書いているのは多分世界広しといえども私ひとりでしょうが、天上界の皆さんと、これをご覧の皆さんに読んで頂ければそれでよいのです。
そして縷々述べてきたこととは別に、あらたなる困ったことが浮上しつつあります。
それは第1回マスアセンションが完了しないと、続く第2回マスアセンションや大規模な天変地異が始まらない、ということです。
どういうことかというと、第1回目のアセンションをされた方が地上に残ったままになると、地上はアッという間にレベルアップしてしまうので、アセンションした方のほとんどは地上の方と袂をわかって地下都市へ行く必要があり、アセンションした方が地上から消えた後、ようやく天変地異が始まるという段取りになっているのです。
第1回マスアセンションの予定者は約4億数千万人ほどおられますが、実は第2回第3回の予定者の方が数的にはるかに多く、第1回マスアセンションが先送りされているシワ寄せが、当然の事ながら第2回第3回の予定者にゆく、ということが起こりつつあります。
本来予定されていた天変地異の期間が短縮されてしまうと、自ずと天変地異は短期集中型となり、過激なものとなるでしょうし、そうなればほとんどの方は生きてゆくだけで精一杯となり、気づける期間が短縮されてしまうことと併せ気づくのがかなり難しくなる、ということなのです。
それはもしかすると、あなたのことかもしれませんが、そうなったら皆さん困るでしょう。
また、2003年6月に全宇宙のエネルギーが闇から光へ一大転換したにもかかわらず、今も毎日5万人の方々が飢餓で苦しみながら亡くなるといったような現実が延々と続いていることも、これまた大きな問題です。
彼らは第1回~第3回のマスアセンションによってもう余計な苦しみから解放されてしかるべきであり、本来であれば多くの方が、とうの昔に地下へ行っててもよかったのです。
加えて、エネルギーの増大に伴いカルマの解放が一段と激しくなっており、一旦はせっかく合格ラインを超えたのに、第1回マスアセンションが延期されたことにより、また不合格になってしまう方が多いのも看過することはできません。
一例をあげれば、10年間ボケ老人の介護をきちんとやってきた方が、11年目にプッツンして自他をあやめたりするような悲劇など珍しくもなくなってきましたが、予想外の様々なトラブルが頻繁に起こるようになってきました。
彼らにとって、本来ならこのようなことは全くもって体験する必要がなかったのです。
さて人類は永年にわたり、地獄のようなこの地球で様々なことに挑戦し、もって神に対し大きく貢献してきました。
そして今、大きな区切りの時を迎えようとしています。
区切るにあたっては、何かしらの目標がなければいけないので、便宜上アセンションできるかどうかという目標が設定されてきましたが、大切なことはアセンションできるかどうか、ということよりも、永年にわたる地球での体験そのものなのである、ということを勘違いしてはいけません。
アセンションしないよりもしたほうが良いに決まっていますが、大切なのは最後の合否そのものより途中のプロセスなのである、ということを心にとどめておくべきです。
この期に及んで天上界の方たちのように、合否に執拗にこだわってはいけません。
合否いずれでも、それはそれでよかったのです。
今、上にいるものも下にいるものも、すべてのものたちがなすべきことは、清清粛粛として、区切りを入れるものは区切りを入れ、区切りを受け入れるべきものは区切りを受け入れることです。
区切りとは、申すまでもなくマスアセンションのことですが、時がきた今、むやみに引き延ばすべきではありません。
区切りを入れる時は、まさに今なのです。
宇宙の真理の多くは、えてして皆さんが幼い頃から習い覚えた知識や常識の外にあります。
ですから、今もなお知識や常識にとらわれている方には、このHPはなかなか理解できないかも知れません。
がしかし、私はたったひとりの方でも理解されることができたらと思い、これらの文章を書いています。
そして、そのひとりがあなたであれば、私にとってそれは大いなる幸いです。
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