2003.12.25
宗教家はえてして、神を信じなさい、などと軽々に言いますが、当の神ご自身は自分のことを信じてほしい、などとはあまり思っておられません。
「根源」のじいちゃんから直接聞いた話です。
宗教家が言うところの、神を信じなさい、という言葉には、自分たちの言うことを聞かないとそのうち天罰が下りますよ、という意味が言外に含まれており、神を利用して皆さんに影響力を行使したり、自分たちの都合のよいようにコントロールしたい、という下心が潜んでいます。
神ご自身は、神を信じる、という幼稚園の年少レベルから一日も早く卒業し、自分をもっともっと理解して欲しい、とお考えです。
何を理解して欲しいかと言えば、神は愛である、ということです。
そして、神は愛である、ということを充分に理解したら、その次の段階として、この世でたくさん愛を実践してもらいたい、と思っておられます。
神は愛、逆に言えば、愛は神、皆さんに色んな愛を実践してもらって、色んな神をこの世で演じてもらいたい、とお考えなのです。
そして、色んな愛を実践することによって、神を演じる時間を増やしてもらい、出来うることなら、この地上で神になってもらいたい、と思っておられます。
以前に、4つのLと3つのP、のことをお話しましたが、覚えておられますか。
Life生命、Love愛、Law叡智、Light光、Peace平安、Pleasure喜び、Power力、の7つのことです。
天上界では、神の愛を、上記の7つに分類しています。
すなわち、生命をいつくしむ愛、すべてを愛するおおきな愛、叡智にもとづく奥深い愛、光のように万物をはぐくむ愛、平安に満ちたやすらぎの愛、喜びにあふれるここちよい愛、どこまでも愛し続ける力強い愛、の7つですが、あなたは一体どの愛を表現なさりにこの地球に生まれてこられたのでしょうね。
それとも、ご自分のカルマの返しや周囲の雑音に翻弄され、あるいは色んな引っ掛けに引っ掛かって、そんなこと、とっくのとうに忘れたまんまでしょうか。
もしそうなら、過ぎてしまったことをとやかく言っても始まりませんから、よろしければ、どれかひとつでも始めてみられませんか。
神は切にそう願っておられます。
繰り返しますが、神は信じるというよりも、理解すべき対象です。
そして、神は愛である、ということを理解されたら、返す刀で愛を実践して下さい。
愛を実践する時間が長くなるにつれ、次第に人間というよりも、神なる人へと変化してゆきます。
これこそ私達がこの世で目指すべき究極の目標であり、神が真に望まれていることに他なりません。
この地球では、今この瞬間も、世界中のあちこちで悲惨な出来事があとを絶ちません。
多くの方々が様々な努力を重ねていらっしゃるにもかかわらず、何故そのようなことが起こり続けるのでしょう。
良い機会ですから、ぜひ一度じっくり考えてみられませんか。
すると、奇妙なことにすべてがある一点に集約されることに気がつくはずです。
その一点とは、みな愛が不足していたからそうなった、あるいは愛が欠如していたためそれは起こるべくして起こった、ということです。
たとえ世界的規模の大きな問題も、ひとりひとりの小さな愛の不足が積もり積もって巨大な愛の不足を生み、これが原因となって起こった、ということです。
心当たりはありませんか。
それとも、そんなことはない、自分とは全く関係がない、と断言できますか。
一人一人が少しずつ愛することを怠ったため、世界中で愛の循環が滞り、愛なきゆえに様々な悲惨な出来事が毎日この地球上で繰り返されている、ということを誰一人として否定できないはずです。
足らないものは、あなたの小遣いと献血だけではありません。
もっともっと足らないものが、あなたの愛なのです。
それでは、どうして愛が不足するようなことが長々と続いているのでしょう。
それは、この地球で愛を実践するのは、口でいうほど簡単ではないからです。
この地球には、愛の大切さを気づかせず、かつまた実践させないための、大仕掛けや念の入った引っ掛けが数多く設定されていて、皆さんを物心がついた頃から繰り返し洗脳しており、こうした呪縛を打破するのは容易ではないからです。
例えば、自分ひとりで出来る最も簡単な祈りでさえ、自らの意識を変えることが必要ですし、ましてや相手がすぐそばにいて間髪いれずに反応が返ってくるごく普通の愛の実践も、なおさらのこと大幅な意識改革を迫られるからです。
そして、意識改革のプロセスで最も手ごわい相手となるのが、自分と他者のエゴなのです。
愛の実践に伴う自分と他者のエゴとの戦いは不可避であり、この地球で生きている限り、最後の最後まで続きます。
特にこの時代に焦点を合わせ、ここ数百年、折に触れ巧妙にエゴが強化されてきましたから、多くの方が、自由とか平等の仮面をかぶって社会に深く静かに定着しているエゴに振り回されたり、エゴを愛と錯覚してお互いに傷つけあったり、散々な思いをされているはずです。
そして、こうしたことの反動から、残念ながら愛の実践を躊躇したり、敬遠されている方が多いのです。
先ほど神の愛についてご説明しましたが、ぜひご自分の愛と較べてみて下さい。
愛だ愛だと信じて疑わなかったものの多くが、実は愛ではなくエゴだった、なんてことがありはしませんか。
独占したり、束縛したり、強制したり、干渉したりする愛は、みな愛ではなくエゴです。
多くの方が、愛とエゴを見事なまでに混同されています。
神の愛は、相手を尊重し、ふっくらと包み込むような愛です。
そして、神の愛を実践するには、かなりの努力と忍耐と勇気が必要です。
アンマしかリ、マザーテレサしかり、ガンジーしかり、みな努力と忍耐と勇気を兼ね備え、この世で自他のエゴと連日連夜戦ってきた歴戦の戦士です。
まさに末法の世そのものである昨今、マトリクスは月を追うごとに強化され、否が応でも過去のカルマと直面せざるをえない厳しい状況下、愛を実践することは日増しに難しくなってきています。
でも皆さんは、その難しいことにワザワザ挑戦しにこの地球にやってこられたわけですから、ぜひとも本来の目標を完遂し、名だたる歴戦の戦士にあなたの名を連ねてください。
どうかよろしくお願いします。
あなたの愛が今再び花開き、世界中に拡がりますように・・・・・。
メリークリスマス・・・・・。
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