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〜 欲と苦楽は穢土の華 〜

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D語録 〜27.愛するということ〜

  • 2021年8月21日
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「もーあったまきちゃって、ワタシィ、ブチ切れてるんです。あの上司がもう一度同じこと言ったら、今度は絶対ブンなぐってやろうと思ってるんですゥ」

こういった女性が、最近にわかに多くなりつつあるようである。

そのうち、女性が男性をブンなぐるのが当たり前になる、のかどうかはわからないが、ついに男女間のインバランスの修正と、並行して女性による男性へのカルマ返しの時代が始まっているのかも知れない。

「あんなオニみたいなヤツ赦すなんて、トーンでもない。あんなスダレハゲのヘンタイオヤジ、愛することなんてトーテイできませんから。まっぴらゴメンよ」

何となく、世界中で抑圧されてきた女性陣の怒りが、爆発しているような気がするのは、私ひとりだけではあるまい。

そして、ひととおりグチを聞いてあげると、
「やっぱり、それではダメなんでしょうネ」
と、急にしおらしくなる。

まぁ、それがわかってりゃ、大したものである。

「でも、どうしたらいいか、皆目見当がつかないんです、ワタシィ」

ほぉ、とうの昔に見当がついているクセに、近頃は面白いことを言う人が多くなったものだなぁ、ひょっとして、きみまろ現象かなぁ、なんて感心していると、
「どうしたらいいのか、教えて下さい」
とくる。

私は何度もお知らせしていますけど、とお答えすると、
「何の事でしょう。私はまだ教えてもらってないんですけどぉ」


はぁ・・・・・。

この方はよっぽど耳がお悪かったのかな、それとも私の耳が今聞き違えたのかな、と思いつつ、ただ単にすべてを愛すればよいのです、ただそれだけなんですよ、と繰り返す。

「ですから、あんなヤツ、どうしても愛することができないから、ご相談してるんですけどぉ」

ワカランチン女史、失礼、チンではなかったかな・・・・・、は感情を逆なでされたと勘違いして反発してくる。

そこで、
もしあなたのお子さんが、キュウリとピーマンとニンジンが大嫌いだとして、あなたはお子さんにキュウリとピーマンとニンジンばかりを毎日食べさせ、キュウリとピーマンとニンジン嫌いを強制的に矯正するのが賢明なことだと思いますか。

それとも、キュウリとピーマンとニンジンは放っといて、他の野菜をまんべんなく食べさせるようにした方が賢明だと思いますか、と聞くと、

「うーん、とりあえずは色んな野菜を食べさせた方が、賢明なのではないかと思います」

ヴーではなく、ピンポンである。

そりゃそうでしょう。

嫌がる子供の口に無理やりキュウリとピーマンとニンジンを押し込んでも、消化不良で栄養にならないばかりか、他の野菜もだんだん嫌いになってくるに決まっているのである。

第一、野菜よりもあなたが嫌われ、オニのような母親だとか、悪ければ○○ババァといわれるのがオチである。

愛も、キュウリとピーマンとニンジンの例と同じである。

その上司がどうしても嫌いなら、無理して愛する必要など全くないのである。

また、無理して愛せるものでもないのである。

嫌いのままで結構気だらけ、猫灰だらけだ、おっと、そのあとは言ってはいけない・・・・・。

上司はとりあえず放っておいて、その分、他の方をもっと愛せばよいのである。

また対象を広げて、花でも植物でも、ワンコでもニャンコでも、山でも海でも、空でも星でも、花鳥風月、何でもよいから手当たり次第に、もっともっと愛することにトライし続ければ、それでよいのである。

アレコレ頭で考えるヒマがあったら、手近なところで自分の廻りのありとあらゆるものを、努めて愛することから始めればよいのである。

愛することの喜び、楽しさをまず思い出すことが、何よりも大切なのである。

毎日、どんどん愛する対象をふやし、家族を見るたびに愛しているからね、友達に会うたびに愛しているからね、花を見るたび愛しているからね、ワンコを見るたび愛しているからね、小鳥を見るたび愛しているからね、植栽を見るたび愛しているからね、を毎回繰り返すうち、あなたの愛は序々に大きくなり、そのうちお返しの愛もじゃんじゃんやってくるようになると、これはもう世の中が全く違って見えてくるようになるから、不思議である。

何故なら、世の中のそこらじゅうに存在する愛と、自分の発する愛とがシンクロし、すざましいバイブレーションを引き起こすようになるからである。

そして、いつしか大きくなったあなたの愛は、おのずと自分の廻りのすべての存在、森羅万象を、さほどの意識のないまま、自然体で、今あるがままを愛せるようになる。

野菜の話に戻れば、あなたのお子さんは、知らないうちにキュウリもピーマンもニンジンも美味しそうに食べるようになるのであり、あなたが大嫌いな上司は、いつしかウソみたいにいとおしくなるのである。

まさに、愛がなせるマジックである。

世の中には、ただの 1 のことを、1000×0.01×10÷100 が 1 だとか、1111-777+333-666 が 1 だとか、こねくり廻さないとどうしても気が済まない、摩訶不思議な頭の構造をした方が多い。

もしかしたら、あなたも同じ頭をお持ちかも知れないが、そうだとしたら、ややこしくてわけのわからないような複雑なものこそが正真正銘の 1 なのだ、と自分勝手に思い込んでいることだろう。

ここでの 1 とは、無論、愛のことである。

でも、愛は単純明快、簡単明瞭、ただ単に愛は愛なのである。

愛は、七めんどくさい講釈が必要な複雑怪奇なものではなく、シンプルで、いつもそこかしこにある、ほわん、としたものである。

しいて付け加えれば、愛は他に対して与え続けないと、自分のところには戻ってこないし、与え続けないと、大きな愛には育たないのである。

愛あふれる人、また大きな愛を感じられる人というのは、常に愛を周囲にむかって放射し続けている人である。

もしあなたが、誰からも愛されたかったら、徹底的に誰かれとなく愛することである。

そしてこの地球では、どのような困難な状況にあろうとも、愛すること、愛し続けることができるかどうかを、あなたも私も今試されている。

愛とは、神の最大かつ最高の属性であり、また創造の意識の中核そのものでもある。

そして、すべてが愛という一点に集約されたものが、ワンネス、全一という状態であり、全一の一とは愛のことに他ならない。

もうおわかりになられたら、今すぐからでも実行に移しましょう。

あっ、それから、あなた、今日は何回、愛しているからね、と言いましたかぁ・・・・・。

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