「人生は、心に生えた、草むしり」
「人生は、心耕す、野良仕事」
某月某日、○日目
大分前、チベットに行ったことがある。
今はどうなっているのか知らないが、その当時はチベット独立運動の気運を抑えるため入境が制限されていて、特別の許可証が必要であった。
また、空路は成都からしか入れないようになっていた。
丁度旧正月の一番寒い時期であった。
上海から成都に入った私は、市内観光の後、元祖陳麻婆豆腐をアテに、「五浪液」なる穀物ジュースで深夜遅くまでカンペーを繰り返し、かなり酔っ払っていた。
3時間ほどの仮眠をとったあと、ヘベレケのまま朝一番の飛行機でラサに向かったが、当然のことながら搭乗と同時に熟睡していた。
およそ1時間あまり経った頃、下から突き上げる強烈なエネルギーでパッと目が覚めた。
一瞬 「なんだコリャー」 と思った。
頭のてっぺんからつま先まで全身が振動していたから、相当なエネルギーであったと思う。
決して飛行機の振動などではない。
降って湧いたような電撃に、さすがの酔いも一発で醒め「もしかしたら、この下がシャンバラなのかな」などとアレコレ考えたが、その後5分ほどで終息した。
不思議なことに、そのエネルギーに反応したのはどうやら私ひとりだけらしく、連れや他の乗客は何事もなかったように無反応であった。
その後飛行機は順調にラサ空港に着陸したが、それからが大変だった。
酸素がタップリあった機内から出た途端、心臓が急にヒーコラいい出した。
間の悪いことに、体内に残っていた前日のアルコール度数52度のジュースが、弱っている心臓に追い討ちを掛けた。
正直いって「やばい」と思ったが、廻りがスタスタ歩いているのに自分だけしゃがみ込むのもいかにも格好悪く、気力をふりしぼってカメが歩くように、どうにか空港のロビーまで辿りついた。
この距離およそ400~500メートル、その長いこと長いこと「どうしてこんな遠くに駐機するんだよお」と腹立たしい限りであった。
連れによると、この時の私は顔面蒼白だったらしい。
「さすがに標高3600メートルのことはある、なめたらあかん」と自戒した。
あやうく今降りたばかりの飛行機で、折り返し成都に連れ戻されるところであった。
急激な高山病は、標高の低いところに降ろすしか手がないのである。
私の愛しい心臓は、この危機を何とかギリギリで持ちこたえてくれたが、薄氷を踏む思い、とはまさにこのことを言うのであろう。
ラサでの2日目の夜、初日同様電力不足を理由に午前零時で暖房が切られてしまい、仕方がないのでダウンを着たままベッドに入りウトウトしていると、何とも不思議なイメージが浮かんでは消えた。
ラサの町全体がポタラ宮殿を中心に、下から突き上げる太陽のような強烈な光でキンキラキンに輝いているのである。
天高く立ち昇るその光は、直視できないほどの眩しさであった。
その翌日も同じことが起こった。
そして、昼は昼で行くところ行くところ、遠くに見える主峰がみな強烈なエネルギーを放って私の眉間を直撃するのである。
その時は「なんか知らんがここは矢鱈にエネルギーが噴き出していて、スゲーところだわ」と思った程度だった。
なにせ、まともに考えようにも、氷点下の寒さと酸素不足で頭が廻らないのである。
チベット滞在中は、一滴の酒も飲んでいないのに酔ったような状態が最終日まで続き、何がなんだかわけがわからず仕舞いであった。
そして、そのわけとやらがわかったのは、ズーッと後になってのことである。
時は移って近年、私はとある地方を巡礼したことがある。
主に神社を中心に5ヶ月間で延べ1000ヶ所ほど廻ったろうか、その時にも幾度となく不思議な体験をした。
その時も、何故そうしたことが起こるのか、全く知る由もなかった。
そして、これら2箇所の不思議体験が結びつき「なるほど、そういうことだったのか」と納得できたのは、しばらく前のことである。
信じられないことに、まさにその時点で、地球の第6と第7チャクラが開いており、たまたま偶然居合わせたのであった。
以前、地球のチャクラのことを説明した折、大天使に頼まれ違ったことを書いたが、実は第6チャクラはチベットにあり、第7チャクラはこの日本にある。
ただし、それは巷間言われているように、○○ではない。
全然違ったところにある。
そして、第7チャクラはその時、一旦は開いたのだが、NESARAの遅れを理由にすぐに閉じられてしまった。
もし閉じられなかったら、その時点で第1回マスアセンションは終っていたことだろう。
どこかの誰かさんが折角開けたチャクラをまた閉じてしまった下手人は、言わずと知れた、みの字とその手下である。
近頃江戸で評判の札付きのワルだ。
いい子ちゃんぶって、何食わぬ顔でペテンを働くので被害者が後を立たない。
年中姿形を変え神出鬼没するから人相書きも役に立たないときた。
しょうがないから、遠山の金さんをあの世から呼び戻しておいたので、そのうちとっ捕まえてくれるだろう。
そしたら数々の悪行のミカエルに、全員市中引き回しのうえ、打ち首獄門を申し渡してやろうと思っている。
おいお前ら、首を洗って待ってろよ・・・・・ナーンチャッテネ。
第1回マスアセンションは、NESARAの遅れから今もなお先送りされているが、第7チャクラはいつでも再開できる状態でスタンバイしている。
第7チャクラが再開するとどうなるのかは、これまで何度も申し上げてきたとおりである。
計画全体が、現時点で約9ヶ月ほど先送りされているが、計画自体は今のところさほどの変更はない。
その昔高位の神々が降臨した日本、そして今再び高位の神々が集結している日本、5000年余続いた仮面舞踏会は、かつて日本で開演し、まもなく日本で終演を迎える。
ただし、仮面が取れる方と取れない方がいる。
取れた方は地下に行くが、取れない方は地上で当分ダンスを続けることになる。
仮面が取れない方は無理に取ろうとしても無駄である。
何故なら、エゴという名の接着剤でバッチリくっついているからである。
仮面を取るためには、まず自分のエゴをキチンと把握することである。
この難しさを説明するには、どれだけ紙面を割いても足りることなどない。
自分で把握できる方はほんのわずかだし、仮に人から指摘されても素直に理解できる方はこれまた少ない。
特に難しいのは、魂の出自が高い方である。
実に巧妙にエゴが強化されており、容易なことでは見抜けない。
普通の方の何十倍にもエゴが強化されていることなどザラであり、傍から見ていて気の毒になるほどである。
こうした方のエゴは、全項目にわたり幅広く、また各項目すべてが中の上程度に強化されており、一見するとあまりエゴが強くないように見える。
そして、自分と他者を比較して、自分は人並みだと思い込んでおられる方が多い。
だが、幅広く、中の上程度、といったところがミソで、エゴの総量は実際のところ普通の方の何十倍もある。
そして、見事なまでに上手にエゴにコントロールされてしまって、エゴの存在すら自覚されていない方がほとんどだ。
レベルの高い方ほど、ハンデが滅茶苦茶きつくなるのである。
また、なまじ宗教や精神世界をかじられ、妙なスリコミが入ってしまっている方も結構大変である。
こういった方は、自分ではわかっている、というふうに自信を持って錯覚されている分、強い自己暗示にかかっており、気づくのは容易でない。
だが、エゴをキチンと把握できなければ、その先にある仮面を取ることなど到底出来ないし、ダンスを続けなければならないことになる。
何か身に覚えがおありのようなら、是非ともこの機会にエゴの撲滅に挑戦して頂きたい。
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