記録に残らないから良いものを敢えて文字として残す事は如何なものかと思いつつ、皆で何を考察したのか、その足跡をたどることができるようにするためにここに記すものとする。
愛別離苦
人は、人のみならず仕事や習慣など、良しにつけ悪しきにつけ慣れ親しんだ対象を手放すことを拒む傾向にある。
慣性やコンフォートゾーンという説明の方がシンプルだが、愛別離苦が働くから嫌だと感じるという見方もできるだろう。
痛みや苦しみを避けて楽に走る。
人間の基本的な性質だが、それは取りも直さずエントロピーに法則に従っているに過ぎない。
環境や状況は変化しているのに自分だけ変わらないでいようとすることはある意味で不自然だ。
エントロピーの法則に抗うことこそが人間の精神活動そのものだと思うのだけどね。