記録に残らないから良いものを敢えて文字として残す事は如何なものかと思いつつ、皆で何を考察したのか、その足跡をたどることができるようにするためにここに記すものとする。
停滞感への対処あれこれ
今日のお題は、「停滞感を感じたときにどのように対処しているのか?」だった。
私は3つ方策があると思っている。
- 基礎力を高める
- 世界観を拡げる
- 熟成する
基礎力を高める
私の武道における感覚では、基礎にこそ奥義がある。
なので、最も基礎的な部分の精度を高めることに注力すると、他の技万般に良い影響がある。
基礎を徹底することは、ある意味で極めてコスパが高い対処法だ。
世界観を拡げる
世界観を拡げるのは、今自分が見えている範囲内には、次なるドライビングフォースがないのだから、それを今いる世界の外側に取りに行くことだ。
前提として、今いるステージで学ぶべきことをしっかり習得している必要はある。
乱読のようなもので、全く自分が興味を持っていないジャンルをこそ漁ってみる。
あるいは、過去に流し読みしていた本を精読してみる。
すると当然のように新しい発見があるものだ。
よくビジネスにおいて、ある業界の常識は他の業界の非常識といったことが言われるが、そのようなことだ。
熟成する
時の力を使うアプローチもある。
ウイスキーの熟成のようなものだ。
熟成を行うときはかき混ぜたり手を加えたりはしない。
ひたすら待つのだ。
ただし、熟成を行う環境を選ぶ余地は大いにある。
台湾のウィスキーは、日本のそれと比べて熟成が速く進む。
それは気温が高いからだ。
時を早めることが必ずしも良いとは言い切れない部分もあるし、結果の質的な要素にも影響がある。
ありきたりだが、何が良いかはやってみないともちろんわからない。
ともあれ、何もせず静観することも選択肢であることは間違いない。
見方を変えれば、自己あるいは世界と無言の対話をすることだ。