霊性を高めることと、裡なる神性を探求することが一番二番であり、その他は全部三番以下である。
具体的には、
愛するがゆえに愛され、
与えるがゆえに与えられ、
赦すがゆえに赦され、
憎むがゆえに憎まれ、
疑うがゆえに疑われ、
傷つけるがゆえに傷つけられる。
という「原因と結果の法則」を、まずもってよく理解する。
即ち、その人の人生を造るのはその人自身であり、言葉を換えればその人の行為(カルマ)がその人の人生を創造し続けているのである。
幸せも不幸も、すべては自らが創造しているのであって、神のような存在がその人の人生に介入することはなく、また運命や宿命などそのようなものは一切存在せず、あるのはその人が成した行為(カルマ)の蓄積がただあるだけなのである。
聖書には四代前までの前世が、今回のあなたの人生に深く関与していると書いてあるが正にその通りで、あなたの4代前までのカルマが、あなたの今回の人生で攻守ところを変えて再現されている。
前世で他人をあやめた人は今世では自らがあやめられ、いじめた人はいじめられ、浮気した人は浮気される。
およそ人生で生起することすべて、カルマに依らざるものはひとつもなく、自らの学びの為にあらゆることは起こるべくして起きており、何ひとつとして偶然はない。
あなたが会う人全員に会うべくして会っており、すべての人間関係は霊的な深い意味をもっている。
あなたが信じようが信じまいがそれは真実であり、この世を支配する真理でもある。
「原因と結果の法則」を理解し、自らが成した行為(カルマ)を修正してゆくことにより、人はカルマから解放され、真の自由を獲得する。
そしてカルマから自由になったものは「輪廻転生の法則」から離脱し、地球レベルでの学びを終了する。
全ての苦悩という結果は、「原因と結果の法則」に関する霊的無知と、愛の不足と、過度の執着という原因から生じ、苦悩を解消するには、この「原因と結果の法則」をよく理解し、一日を愛の想いと愛の言葉と愛の行動で満たしながら、執着をはずすことによって可能となる。
人間は本来無一物だが、オギャーとこの世に生まれてからあの世に旅立つ間に何かを残すとして、残したほうが良い一番重要なものは何か。
・・・・・金、家・・・それとも・・・。
愛だけが、他人様の心の中に残せるのであって、あの世に持って還れるものも他人様から頂いた愛だけであることを知る。
多くの人は、自らは愛を求める一方で、他人様に対しては愛のない行いを繰り返す。
他人様の無私の行為を過小評価する一方、自分のわずかな善行を過大評価する。
自分は他人様より優しく思いやりがあり、愛あふれる人だと思っている人、果たして本当にそうだろうか。
ヒーリングを学ぶ道のりは、本当の愛を知る道であり、本当の自分を知る道でもあり、解脱への道でもある。