(1)神の存在に気づき、神を求めるようになる。
思いやりや優しさの大切さを認識し、真の愛に目覚める。
顕教や密教を研究しながら現実の裏に隠された真実を探し始める。
知足を理解し、不平・不満が少なくなる。
他人の悪口を言うことや、怒ることがめっきり減る。
(2)宇宙の二大法則である「原因と結果の法則」と「輪廻転生の法則」あるいは真我と自我、またチャクラや各意識体などについて理解がすすむにつれ、それまでの価値観が一変し始める。
感情の起伏が少なくなり、冷静な判断ができるようになる。
あらゆるものに対する執着が薄らぎ、次第に他に対して無害となる。
神=愛についてかなり理解し、奉仕から赦し・自己犠牲へと愛が進化する。
(3)“自分は誰なのか”に対する本格的な追求が始まり、感覚統制、一心集中から、瞑想状態へと進む。
自我意識が徐々に希薄となり、“私は”、“私が”が少なくなる。
全人類から全存在へと、愛の対象があらゆるものに及ぶ。
クンダリーニが上昇し、チャクラが本来の機能を復活し、いくつかのシッディ(超能力)が目覚める。
霊眼が開き、アストラル界やメンタル界が見えるようになる。
(4)瞑想状態から有種三昧へと入る。
光明の中で至福を感じ、神との部分的な合一が始まる。
ほとんどの欲を統御し、無所有の域にはいる。神以外何も要らない。
かなりのシッディが示現し、そばにいるだけで人は癒され、苦悩は氷解する。
通常このレベルで、覚者、聖人と呼ばれるようになる。
が究極は次。
(5)「原因と結果の法則」と「輪廻転生の法則」から離脱し、解脱する。
自分自身を含め一切合切すべてが溶けてなくなり、光だけがある。
これが無種三昧。
何事も、“為さずして、為す”。
自然界は彼を創造主と見なし、すべての扉を開く。
神と完全合一、銀河、宇宙レベルで全知となる。最上の至福の状態。